金洋服店
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金 洋服店
● 商 号
合資会社 金洋服店
● 所在地
東京都渋谷区広尾2丁目
● 主業務
紳士服仕立て
● 店 主
服部 晋
● 創 業
大正2年1月 港区芝にて
● お問い合わせ
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創業者 初代店主  服部金生(はっとり かねお)1887〜1967  
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 “TAILOR MAKES GENTLEMAN”をモットーに注文主の希望を限りなく生かし、長期の使用に耐えられるハンドメイドの服作りに専念。その技術を買われて当時の華族方に引き立てられ、順調に業績を上げる。
 特に徳川家達(16代当主)をはじめとする徳川家の方々より信頼を得、推薦され久邇宮家のご愛顧を受ける。その後多くの華族が顧客となり、昭和10年頃から秩父宮家より受注。
 終戦後の昭和25年から、皇太子殿下(今上天皇)を始め常陸宮家等各皇族方からの注文依頼を受け始め、昭和39年には昭和天皇の御用命をいただく。
 一方洋服組合の活動にも力を注ぎ、旧洋服会館(市谷)の建設にあたっては組合の副理事長として従事。職業訓練法の施行により設立された港区職業訓練校では顧問を務め、資金を寄付。その寄付金をもとに、卒業生の最優秀生には記念の時計が贈られ、「服部賞」と名付けられた。

 昭和43年1月6日早朝、80歳にて死去。前夜まで仕事に取り組んでいた、正に仕事人間であった。


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    ○写真向かって左が初代店主服部金生、右が2代目店主服部晋

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○初代店主 服部金生がデザインした宮内庁新宮殿職員用礼装。現在でも使用されている。

2代目店主  服部 晋(はっとり すすむ)1930〜
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  10代半ばから父・金生に師事し、洋服作りを修業。
  業界新聞の紙上コンクールで優勝したことの縁により、港区の職業訓練所の講師を務める。
  「良い服とは、着心地が良く見た目も美しい」という考えを基に服作りについて日々研究を進め、独自の「裁断法」「仕立技術」を開発。
  また、1968年頃よりハンディキャップを持つ方への服作りにも従事。単に機能面のみを重視するのではなく、「精神的な意味の安心感と満足感を与えられる服」を目指し、次々と斬新なデザインを考案する。
  現在は、仕立業の他に製造工場の技術指導・アパレルメーカー社員のフィッティング指導を行うと共に、私塾を開き後進の育成にも力を注いでいる。


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○2003年英国羊毛公社(英国政府外郭団体)
 BRI TISH WOOL AWARD特別賞受賞
○著書 服部 晋の「洋服の話」 2004年12月
 小学館より発行
 
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